機能性患者衣の可能性

この製品は、使用の方法が複数あります。
開発者自身が作業をしていても マジックのように感じることがあります。

一体、どんなことに使えるのでしょうか?

 ☆ 他とは違う機能

以前も書いたように、現在の患者衣のほとんどはマジックテープです。
一部、寝たきりの介護用につなぎの形で全面の一部にファスナーを使用したものがありますが 着替えさせる時に最も困るのは 腕。

開発者は、ヘルパー2級を持っており 実際の現場にはでていませんが実習などで介助実習もしています。
また、自身が上半身の手術を何度か経験していることもあり不便も何度も感じました。

施術やその他の経験を通して学んだことは、高齢者は肩・腕が回りにくいということ。

例えば、万歳や腕を後ろに回すなどの作業にも問題がある場合があります。
後遺障害や骨折・ケガ・病気などで 体を自由に動かすことができない場合もあります。

寝たきりの方、入浴介助、車いす・体動などでも背面にベッドや背もたれがありスムーズな脱着はしにくい。

清拭の場合、現状のパジャマなどでは脱ぐ・前をはだける・首などから手をいれるなど介助・介護者いずれにも不自由があり 複数回・毎日行うとストレスで乱雑になる事や全身の清潔が保たれないこともあるでしょう。

医療現場では、手術着などとして使用することも可能です。
全面だけでなく、側臥位・背面の処置をする時も使用でき、外した部分は下肢の保温に使用できます。

術後の管理・処置の清潔、安全性、簡易性はもちろん 熱を測るとき、血圧・注射・点滴などの場合も安全に楽に処置を行うことが可能です。

また、授乳される際 現状ある製品は胸の部分を隠すような布をかぶせるような製品がほとんどですが 当製品では一部を開放し 赤ちゃんを服の中にいれ 上から確認しながら授乳が行えるため 恥ずかしさがありません。

その他、他者が衣服を脱がせなければいけないような現場すべてで 対応が可能なシステムとなっています。

現在は、トップスの作りになっていますが ロング丈やつなぎ型にすることも可能で 多くの可能性をもった機能と考えています。

 

 

 

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