サンプル生産は簡単ではない

3月現在、サンプル生産にむけて活動しています。

一応、できるだけトラブルがないように様々な知恵を出し製品形態にはなりましたが 実際の製品にするには一点物と言うわけにはいきません。

売れる、売れないは別としてサンプルを製造して実際に複数の方にお見せする必要があります。

これがたぶん、通常の衣服と違い機能を持つ製品の一番の山ではないでしょうか。

縫製の業界は初めてで、様々な規模があります。

手作業で裁断、縫製を行うところもあれば 機械で大量に製造するところもあるようです。

そのあたりの知識も手探りですが、構造上手作業は必須になります。

いかに製造単価を下げ、質を落とさずに提供するかで市場にだす販売単価もかわります。

購買意欲に単価は付き物です。

購入される方の規模や使用頻度、必要性、収入や価値観で支払い単価も変わるはずです。

製造数で単価も変わり、サンプル生産が一番コスト的にきついところです。

販売されたときに製造先を変えたり品質の変化があるようでは問題ですので、最初の業者さん選びは重要になると考えています。

現在、国内製造と中国製造が可能な業者さんに依頼をかけるとともに緊急対応が可能な身近な業者さんの確保も行っています。

早期審査にも数ヶ月かかり拒絶もあり得ます。

特許を取れたからといって製品がすぐれている訳ではなく あくまでも先行アイデアの権利確保でしかありません。

ただ、特許として認められるには 現在までにない新しいアイデアかつこれから世の中に役に立つ可能性があると思われる物であるという前提のようです。

たくさんの類似アイデアの中から、これまでにないものと国に登録されるには出願だけではなく審査請求をして審査を通過する必要があり 非常に高いハードルであることは確かでしょう。

特許=売れるというわけではなく 製品の質、販売経路、需要のある市場の開拓を考える最初の一歩として出願やサンプル製造は大切な一歩だと考えています。

 

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